映画・テレビ鑑賞

観た映画・テレビの感想やメモを簡単に書き留めています。映画は主にテレビで鑑賞。 ・・・

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NHKダーウィンが来た!「謎の恐竜王国ゴンドワナ」

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番組HPより)
最新研究から見えた謎の恐竜王国ゴンドワナ。南米やアフリカなどを合わせた古の超巨大大陸で、常識を覆す奇妙な恐竜が相次いで発見されている。その意外な姿や暮らしとは?

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かつてのゴンドワナ大陸にいた恐竜の姿や暮らしに迫った回です。

これまで私たちがよく知る恐竜は、北半球にかたよっていたそうです。
最近、かつてゴンドワナ大陸だった場所(南米やアフリカ、オーストラリア、南極など)から次々と化石が見つかり、恐竜の新たな姿が見えてきたということです。

CGで再現したゴンドワナで見つかった恐竜の中には、首から何本もトゲが生えたものや、歯が飛び出たものなど、ユニークな姿をしたものもいました。

その中で、スピノサウルスは、水かきを持ち、泳いでいた可能性があるそうです。
これまで恐竜はあくまでも陸上で暮らす生きものだと考えられてきましたが、そんな恐竜の常識をくつがえす水中生活をしていたと考えられるということでした。

ゴンドワナで次々に見つかっている化石から、恐竜の新たな一面が見えてきて、恐竜世界が広がるお話でした。
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​NHK美の壺 600回記念!「能」

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番組HPより)
観世家に伝わる極上の「能面」を大公開。舞台を彩る「能装束」。幽玄の美を生み出す「能舞台」。

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能の魅力に迫った回です。

世界最古の演劇とも言われる能。
600年前、能楽師の世阿弥が、能の源流を作り上げたということです。

番組では、能を構成する「能面」「能装束」「能舞台」の3つを取り上げ、その魅力に迫りました。

能面は、「面(おもて)」と呼ばれるそうです。
翁面、女面、泥蛇など様々なものがあり、それぞれ深い感情を宿しているような美しいお面でした。

装束は、金糸や銀糸を使った豪華絢爛なもので、贅が生み出す幽玄の世界を醸し出しているということです。

一方、舞台には、余計なものをそぎ落とすことで生まれる美があるということです。

広島・宮島にある国内で唯一、海に浮かぶ能舞台では、毎年秋、潮が満ちる満月の夜に、能の舞が行われるそうです。月明りの下、波のゆらめきが光で反射して映る舞台で、華麗な舞が行われて、何とも幻想的でした。
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NHK植物に学ぶ生存戦略(9)

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番組HPより)
山田孝之による異色の植物番組、第9弾。植物の謎の生態を大胆な擬人化で描く。裏の顔を持つ植物、神出鬼没の植物、惑わせる植物。なぜ?日本植物学会・特別賞受賞。

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植物の生存戦略を、独特の擬人化で描いた番組の第9弾です。

今回は、「トマト」「ヒガンバナ」「ハクサンカメバヒキオコシ」の3つの植物について、独特な切り口とユーモラスな演出で解説があって面白かったです。

この中で、ヒガンバナは、「幽霊」に例えて解説がありました。

秋のお彼岸の頃に花を咲かせるヒガンバナは、別名、死人花、葬式花、地獄花、幽霊花とも呼ばれるそうです。

その咲き方は、発芽から開花までわずか1週間で、他の植物と比べると驚異的な速さだそうです。そして、花が枯れるのが早いのもヒガンバナの特徴で、わずか1週間ほどで消えてしまうそうです。パッと現れてすぐに消えてしまう、まさに幽霊のようだということでした。

植物たちが熾烈な生存競争を繰り広げる春には咲かず、他のライバルの植物が消えた秋にひっそりと花を咲かす、独自の生存戦略でした。
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​NHKダーウィンが来た!「多摩川のアイドル イタチ子育て大追跡!」

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番組HPより)
東京多摩川シリーズ第6弾。イタチの子育ての世界初撮影に挑んだ取材班。大雨による増水など苦労の末に見つけた現場は意外な場所だった。多摩川イタチの子育てに密着!

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東京・多摩川の河川敷で、イタチの子育ての撮影に挑んだ回です。

イタチは警戒心が強いため観察が難しく、どのように子育てしているか、分かっていないことが多いということです。

今回、動物カメラマンが、巣を見つけようと、イタチが現れそうなところに見当をつけて粘り強く観察を続けましたが、なかなか困難でした。

そんなとき、人家の近くでイタチを目撃したという話を聞き、その辺りを重点的に調べたところ、イタチが頻繁に出入りしている場所を発見。意外な場所を巣として利用していて、子育ての一端を観察することができました。

子育ての間、イタチの親子が一緒に過ごすのは、わずか3か月ほどだそうです。
ある日、独り立ちしたイタチの子が、母親から教えてもらった狩場で、魚を一生懸命追いかけて捕まえる様子が見られて、小さな体でたくましく生きるイタチの強さを感じました。
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​NHKさわやか自然百景「北海道 厳冬 屈斜路湖」

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番組HPより)
日本最大のカルデラ湖・屈斜路湖では、冬、厳しい寒さにより「寄せ氷」や「フロストフラワー」など氷の造形が現れる。冬、火山の恵みを受けながら暮らす生きものたちを見つめる。

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冬、北海道・屈斜路湖の自然を見つめた回です。

屈斜路湖は、火山活動で誕生した日本最大のカルデラ湖だそうです。

厳冬期、氷の張る湖では、花のように開いた氷の結晶「フロストフラワー」が見られ、日が昇り気温が上がると消えてしまう自然の造形が、はかなく神秘的でした。

そんな厳しい寒さの一方で、湖畔の森では火山の地熱で雪が解けて地面が露出している場所があり、冬でも植物が顔を出すため、エゾシカなど動物たちの貴重な食事場所になっていました。

また、地熱で温かい地面では、真冬でも盛んに鳴くコオロギや動き回るクモが見られました。こうした虫は本来は寒さで活動できませんが、ここでは真冬でも活動しているそうです。

その虫たちを狙って鳥たちも集まり、火山がつくる独特の環境が、厳しい冬を乗り越える多くの生きものを支えていました。
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NHKドキュメント72時間「大阪 24時間の格安スーパー」

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番組HPより)
24時間営業の格安スーパーが舞台。ずらりと並ぶ格安のおかずや弁当、そこに「半額セール」のシールが次々と貼られていく。ド派手なネオンが目を引くそこは、大阪でよく知られたスーパーマーケット。ここには朝昼夜と途切れることなく、さまざまな人が訪れる。

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大阪・天神橋にある24時間営業の格安スーパーを訪れる人たちにお話をうかがった回です。

大阪の人で知らない人はいないという有名なスーパーで、パチンコ屋のような派手な外観に引きつけられるように多くの人がやって来て、にぎわっていました。

特に格安の弁当やおかずが充実していて、深夜にはさらに半額になるそうで、こうして半額にして売り切ることで余分なものを作らないようにして、値段を安く抑えているということでした。

深夜の3~4時頃にやって来る人も少なくなく、その中には年金がもらえないなど事情を抱えた方もいましたが、ここの格安の食べ物をささやかな楽しみに生活されていて、日々をつつましく暮らす人々の姿が印象的でした。
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​NHK歴史探偵「桜田門外の変」

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番組HPより)
桜田門外の変。新史料が発見され、従来のイメージが大きく変わろうとしている。幕末の大事件を調査する。

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安政7年(1860年)3月3日に起きた幕末の大事件「桜田門外の変」を調査した回です。

桜田門外の変は、大老・井伊直弼(彦根藩)が、屋敷から江戸城の桜田門に行く途中、現在の警視庁の前で、水戸藩士に襲撃されて暗殺された事件。

最近、新たな史料が発見され、従来のイメージが大きく変わろうとしているそうです。

その史料には、井伊直弼は剣の達人だったにもかかわらず、なぜどのようにして暗殺されたか、が具体的に記されていて、意外な真相でした。

またこのほか、行列をくんで井伊直弼に随行した約60人の彦根藩士のうち、半分は臨時のアルバイトで、襲撃された際に守ろうとせず逃げたこと。その日はたまたま大雪で、彦根藩士は刀にかぶせていた袋をすぐに取って構えることができず、水戸藩士に次々と倒されたこと。など、いろいろなことが重なって、水戸藩士側に有利に働いて起きた事件だったことを知りました。
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​NHKグレーテルのかまど「銭天堂のふしぎ駄菓子」

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番組HPより)
Eテレで放送中のアニメ“ふしぎ駄菓子屋銭天堂”。原作の児童書はアジア各国でも翻訳され、大人気だ。この店に行けば、客一人一人の望みに合わせてぴったりの駄菓子があり、食べれば望みがかなうという。しかし紅子さんが売る不思議な駄菓子、食べ方を間違えると、思わぬ副作用があるとか…。物語に登場する“カリスマボンボンは、食べるだけでカリスマ性が目覚めるとか!?さあ、ヘンゼルも作ってみよう!

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アニメ「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」に登場する駄菓子を作った回です。

児童書が原作のアニメで、主人公は店主の紅子さん。
お店にたどりつけた人だけがお菓子を買うことができ、客の望みに合わせて紅子さんが出すお菓子を食べれば望みが叶うそうです。ただ、食べ方を間違えると思わぬ副作用があるそうです。

作者が物語で伝えたかったメッセージは、「うまい話には裏がある」ということで、人間の欲と愚かさを描いたちょっと毒のあるストーリーだということです。

番組では「カリスマボンボン」という、食べればカリスマになれるお菓子作りに挑戦。キャラメルが中に入ったマシュマロを、チョコでコーティングしたもので、もっちりしたマシュマロやカリっとしたチョコなど、いろいろな食感が楽しめるということで美味しそうでした。
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NHKザ・プロファイラー「“万能の天才”は永遠の努力家 レオナルド・ダビンチ」

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番組HPより)
万能の天才ぶりと努力の跡は5000枚ある手稿に残され後世に知られる。しかし本業の絵画は40歳になっても未完成ばかり“最後の晩餐”までその才は認められなかった。

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レオナルド・ダビンチの生涯をたどりながら、その素顔に迫った回です。

万能の天才と言われ、さまざまな分野で才を発揮した芸術家ですが、
その生涯は失敗続きだったということです。

本業の絵画では、完璧主義のあまり未完成が続き、40代まで代表作は皆無だったそうです。代表作となる「最後の晩餐」を描き上げたことで、ヨーロッパじゅうに知られる芸術家になり、ようやく日の目を見たということです。

それから50代になって、ヴェッキオ宮殿の大広間の壁に絵を描く依頼があり、当時28歳の若手芸術家だったミケランジェロと対決することに...。

遅咲きのレオナルドに対して、ミケランジェロは若くして名声を得るなど、2人の経歴は対照的で、お互いにライバル心を燃やしていたそうです。そんなレオナルドの心境を示す、ミケランジェロの壁画を批判するメモが残っていて、レオナルドの人間くさい一面が垣間見えました。

最後に、未完成とされる「モナリザ」で、何を表現したかったのか?に迫りました。
近年、有力な説の一つは、「理想的な人間」を描いたとされるそうです。67歳で死去する死の間際まで傍らに置き、筆を入れ続けたということでした。

番組では、ダビンチがどんな人物だったか、ゲストの方たちを交えて語り合いましたが、さまざまな視点からいろいろな意見があって面白かったです。
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