映画・テレビ鑑賞

観た映画・テレビの感想やメモを簡単に書き留めています。映画は主にテレビで鑑賞。 ・・・

古畑任三郎

古畑任三郎Ⅱ「#10 ニューヨークでの出来事」

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(番組HPより)
ニューヨーク行きの深夜バスに、古畑任三郎(田村正和)と今泉慎太郎(西村雅彦)が、手持ちぶさたにバスに揺られていた。後部座席に日本人女性(鈴木保奈美)がいることに気づいた...。

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ニューヨーク行きの深夜バスで日本人女性と出会い、彼女が語る殺人事件を推理するお話です。

ニューヨーク在住の彼女が、「友達が完全犯罪をやったことがある」と話だし、その事件を古畑さんが解き明かそうとします。

それは、その友達が渡した毒の入った和菓子を食べて夫が死亡したという事件で、その友達に真っ先に疑いがかかりましたが、最終的に自殺という結論になったものでした。

バスの車内で、彼女から聞く話の内容だけから古畑さんが推理し、ちょっとした事から糸口を見つけ、見事に真相を言い当てて面白かったです。

いつもの緊迫感のある捜査と違って、異国でバスに揺られながらゆったりと推理する、旅情ただよう雰囲気もよかったです。
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古畑任三郎Ⅱ「#6 VSクイズ王」

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(番組HPより)
千堂謙吉(唐沢寿明)はテレビ局へ向かった。千堂はクイズ番組連勝中で、この日八連勝がかかる。

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クイズ番組で連勝を続ける男性が、クイズのヒントを知ろうとして番組スタッフを殺めてしまうお話です。この男性が勝ち続けられたのには、ある秘密がありました。

このクイズ番組に古畑さんも挑戦者として偶然参加していて、またも事件に遭遇し捜査をすることになります。

事件は密室で起こり、犯人がどうやって逃げたかが一つのポイントでした。終盤に古畑さんの推理でそのトリックが明らかになりますが、ユニークな方法で犯人が立ち去っていました。

最後の犯人特定の決め手が、このクイズ王の性格を逆手にとったもので、すっきりとする結末でした。
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​古畑任三郎Ⅰ「#8 殺人特急」

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(番組HPより)
特急列車内で二人の男が話しあっている。浮気中の女性との関係を興信所の所長・宍戸につかまれ、証拠写真まで撮られた外科医・中川純一(鹿賀丈史)。

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医者の男が、特急列車の車内で興信所の所長を殺めるお話です。

犯人は、物腰は柔らかですが、とぼけた感じのずる賢い人物で、独特の雰囲気がいい味を出していました。同じ電車に乗り合わせた古畑さんとある駅弁をきっかけに偶然出会い、医師の立場から殺人事件の捜査に協力させられることに...。2人のユーモアのあるやり取りがよかったです。

古畑さんの観察力が冴えていて、些細なことから犯人の職業や犯行のプロセスを言い当てて、じわじわと犯人を追い込んで解決に導いて面白かったです。
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古畑任三郎「#5 汚れた王将」

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(番組HPより)
将棋のタイトル戦挑戦者・米沢八段(坂東八十助)が、第4局・1日目の対局が終わった夜、立会人の大石を殺してしまった。

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将棋のタイトル戦で、挑戦者の棋士が不正を指摘された相手を殺めるお話です。

犯人はベテランの棋士で、若手の世代交代が進む中、何としてもこの対局を勝ちたいという思いから、ある不正を働こうとしました。その不正は、自分が対局を有利に進めるため「封じ手」にある細工をすることで、シンプルですが巧妙なトリックでした。

犯行後の翌日、対局は続けられ、挑戦者の犯人が差した意外な一手が勝負の分かれ目になり、その差し手が事件の解決につながりました。

最後、古畑さんに見破られた後、犯人があの時の差し手について語る場面がありましたが、将棋に対するプライドが感じられて誇り高い犯人でした。
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古畑任三郎「#10-11 最後の事件 前編・後編」

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(番組HPより)
実か、幻想か、進行する「電車ジャック」事件。コンピューターを駆使し、それを仕掛ける犯人たちの意図は何か・・・。2週に渡って繰り広げられる未曾有の犯罪に、この前編で古畑たちはどう闘うのか。

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犯人の集団が電車を乗っ取る「電車ジャック」をする前編・後編の物語です。

犯人の一味はある団体のメンバーで、ある目的のために電車ジャックの犯行を遂行しようとします。主犯格の男が、冷静沈着で頭脳明晰な人物で、綿密な犯行計画を立てて奇想天外な方法で完全犯罪を成し遂げようとして手強い相手でした。

電車の運行状況を管理している駅の管理センターが舞台で、そこにたまたま居合わせた古畑さんと部下たちが巻き込まれることになり、ある身分に成りすました犯人と高度な心理戦を繰り広げて面白かったです。

ラストの場面での、犯人の紳士的な行動や、犯人と古畑さんがお互いを認め合うシーンもよかったです。
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古畑任三郎「#9 雲の中の死」

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(番組HPより)
飛行機の洗面所で女性の死体が見つかった。偶然一緒に乗り合わせた古畑任三郎(田村正和)、今泉慎太郎(西村雅彦)。行動の不審な西洋美術研究家・臺修三(玉置浩二)を、西園寺守(石井正則)が追いつめる。

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飛行機の機内で、若い女性を死に追いやった犯人を捜すお話です。

犯人の西洋美術研究家の男性が、密室の機内で逃げられない中、奇想天外な方法で捜査から逃れようとします。しかし、その方法に無理があり、次々に試練に見舞われ、コミカルなドタバタ劇のような展開になって面白かったです。

最も不運だったのが同じ飛行機に古畑さんと部下の刑事が乗り合わせたことでした。今回は、古畑さんが現場を見ずに席に座ったままで、部下の報告を聴きながら捜査をする異色なパターンで、頭の中だけで犯人を特定してさすがでした。
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古畑任三郎「#8 完全すぎた殺人」

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(番組HPより)
車椅子の化学者・堀井 岳(福山雅治)は、とある会社の研究員。かつての恋人・片桐 恵(戸田菜穂)と親友・等々力(板尾創路)の3人揃ってこの会社に採用された。が、いつしか恵の心は堀井から離れ、恵は等々力と結婚すると言う。堀井は復讐を誓う。専門知識を総動員した綿密な計画。冷酷で陰湿な実行・・・。

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化学者の男性が、友人の化学者の男をあやめるお話です。

車椅子で生活する犯人が、一歩も犯行現場に踏み込むことなく完全犯罪を成し遂げようとしたのが特徴的でした。

頭脳明晰な犯人による綿密な犯行計画で、犯行後にある方向に捜査が進むように事細かに工作をして、実に巧妙でした。犯行にはあるユニークな物が使われ、それが事件の一つのポイントになりました。

完璧な犯罪に見えましたが、古畑さんからすれば幾つか不可解なことがあると言い、それに対して犯人が自身の推理を披露して心理戦を繰り広げました。古畑さんが最後に示した証拠が決め手としては少し弱い感じがしましたが、面白かったです。
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古畑任三郎「#7 哀しき完全犯罪」

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(番組HPより)
ちょっとルーズな性格の女流棋士・小田嶋さくら(田中美佐子)は、
潔癖症で几帳面な夫の棋士・佐吉(小日向文世)の嫌味と小言にウンザリする毎日を送っていた。

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囲碁棋士の妻が、同じく囲碁棋士の夫をあやめるお話です。

おおざっぱな性格の妻に対して、夫は几帳面で正反対。夫が何かにつけて小言を言ってきて妻がストレスが溜まっていた中、あるきっかけで事件に...。

妻は、もの盗りの犯行に見せかけて偽装工作をし、自らのアリバイ作りをして完全犯罪を企てます。しかし、古畑さんが捜査に乗り出し調べていくと、妻のずぼらな性格が災いしていろいろと不可解なことに気づき、早い段階で妻が犯人と疑っているようでした。

最後に、夫の束縛から解放され、晴れやかな様子で警察へ向かうシーンが印象的でした。
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古畑任三郎「#6 絶対音感殺人事件」

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(番組HPより)
甲陽フィルの常任指揮者・黒井川尚(市村正親)は愛人のビオラ奏者・滝川ルミから別れ話を持ち出され...。

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再放送を視聴。
指揮者の男性が、同じ楽団の女性を手にかけるお話です。

犯人の男性は、絶対音感の持ち主で、わずかな音の違いも聞き分けられる有能な指揮者でした。激しく雨の降る日、犯行後に、クラシック音楽をかけながら事故に偽装するシーンが印象的でした。

事故に見せかけますが、現場を訪れた古畑さんが幾つかの不自然な点に気づき、捜査を重ねて徐々に犯人を追い詰めていきます。

その不自然な点の中で、あるもののコンセントが抜かれて電源がとめられていたのが不可解でしたが、その理由が最後に明かされてこの犯人ならではだと思いました。
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