春爛漫 桜の園に 雪うさぎ 福島「吾妻小富士」
産経ニュース
満開の桜の奥、かなたの空で白いウサギが春の訪れを告げていました。
福島市の西にそびえる「吾妻小富士」は、約5千年前の噴火で形成された標高1707メートルの火山。
毎年4月上旬、雪解けが進むと、東側斜面の雪がウサギの形に残るそうです。その大きさは顔から尻尾まで約340メートル、耳から鼻まで約250メートルにも及ぶといいます。
地元の人たちが、昔からその出現を合図に、稲の種をまき、田畑を耕し、孵化(ふか)した蚕を飼育場に移していたことから「種まき兎(うさぎ)」と呼ばれ親しまれているそうです。