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番組HPより)
江戸時代の日本は世界最先端のマジック大国だった!世界初の水中脱出マジックも!なぜ手品がブームに?
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江戸時代の手品を調査した回です。
じつは、江戸時代の日本は、世界最先端のマジック大国だったということです。
200以上の手品に関する史料が残っていて、定番のハト出しマジックをはじめ、ろうそくの上を渡るマジック、馬をまるごと飲み込んでしまうという幻のマジックなど、さまざまな手品が行われていたそうです。
中でも、水の入った大きな桶から脱出するマジックは、水中脱出マジックとしては世界初だと分かり、江戸の手品が最先端だったことがうかがえました。
江戸の手品が発展したのは、平和な世が長く続き、人々が娯楽を求め、芝居小屋が数多く建てられたことで、そこで手品が披露されるようになったことにあるそうです。また、手品の解説本(タネ明かし本)がたくさん出回ったことも、発展につながったということです。
やがて、手品師の日本人がアメリカなど海外に渡って手品を披露するようになり、現地の人々から大絶賛されたそうです。
特に当時、日本の手品の最高峰とされたのが「バタフライ」という手品だったそうです。この手品は現在でも受け継がれているということで、番組で実演されましたが、紙で作ったチョウを扇子で自在に操って、まるで本物のチョウが舞っているようで、優雅で見事な手品でした。