「モーセの道」 特攻の記憶も…鹿児島の知林ヶ島(動画)

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特攻の記憶も宿す「モーセの道」鹿児島の知林ヶ島【空中ルポ】
読売新聞

鹿児島県指宿市の無人島「知林(ちりん)ヶ島」は、毎年3~10月の大潮や中潮の干潮時、1日に数時間だけ砂州が現れ、薩摩半島と陸続きになるそうです。

歩いて渡れる道は長さ約800メートル。同市は道ができる時間を公式サイトで発信しており、多い日には600人以上が訪れるといいます。

海流がぶつかり砂が堆積することで生まれる「トンボロ」と呼ばれる地形。島が陸と結ばれることから、「縁結びの島」としても人気があり、ハート形のオブジェも設置されているそうです。

美しい景観が広がる砂浜のすぐそばにはかつて、指宿海軍航空基地があったといいます。太平洋戦争末期は水上機の特攻基地として使われ、多くの若者が特攻隊としてこの場所から出撃したといいます。
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