太宰治が気に入っていた「三鷹跨線橋」 撤去を前に、来訪者が絶えず(動画)

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太宰治が気に入っていた「三鷹跨線橋」 撤去を前に、来訪者が絶えず
毎日新聞

作家・太宰治のお気に入りの場所だったことで知られる東京都三鷹市の陸橋「三鷹跨線(こせん)人道橋」が撤去を前に訪れる人が絶えないそうです。

三鷹跨線橋はJR三鷹駅から西約400メートルに位置。
旧鉄道省時代の1929(昭和4)年に建設され、全長約90メートル・幅約3メートル・高さは約5メートル。

橋の一部には古いレールも使われ、コンクリートや鋼材がむき出しになった武骨な造りを間近に見ると歩く足を思わず止めてしまうといいます。

線路を横断するだけでなく、幼い子どもが目の前を通過する電車を眺めたり、散歩の途中に富士山を写真に収めたりする姿が見られ、多くの市民に愛されたそうです。

JR東日本八王子支社によると、建設から94年が経過して老朽化も激しく、今後の維持管理が難しいため撤去が決まったといいます。今後は陸橋の階段や橋げたの一部が保存される見込み。自由に通行できるのは今月10日まで。
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