昭和初期にタイムスリップ CFで復活した四国交通のボンネットバス
毎日新聞
日本三大秘境の一つ「祖谷(いや)」で知られる徳島県三好市を中心に運行されている四国交通(三好市)のボンネットバスに乗ると、まるで昭和20、30年代にタイムトリップしたような錯覚に陥ります。
ボンネットバスは、1966(昭和41)年に同社が購入。
2021年11月限りで運行を中止し、廃車の方針を決めました。ところが、同社が属する南海電鉄グループからクラウドファンディング(CF)で保存を図っては、との声が上がったといいます。
2022年5月、四国交通が目標額700万円のCFを呼びかけ、これを原資に、半年かけて車体やエンジンを修理。昭和時代の青、緑、卵色の外装も塗り直したそうです。
現在は乗客定員42人の仕様で、貸し切り運行やイベント出展のほか、年数回程度は路線バスとなるといいます。