ゴミ拾いで知る人の性と優しさ ばれん太さんと渋谷センター街を歩く
朝日新聞
猫のお面に、大きな造花をふんだんにあしらった帽子。
「ばれん太」こと金子公紀さん(44)が夜の東京・渋谷センター街や周辺でゴミ拾いをする時の、いつもの仮装だそうです。
「目立ちたいだけじゃない。注目されると、路上にごみを捨てないほうがいいと理解してもらいやすいのです」。人通りが多い夜に活動するのもそのためだといいます。
8年ほど前、仲間数人とボランティアで始めたそうです。
当時の渋谷は特にハロウィーンの時期になると人であふれかえり、ゴミの増加も深刻化していたといいます。仮装して楽しみながらゴミを拾う人がいたらおもしろい、と思いついたそうです。次第にハロウィーンの時期以外にもやるようになったといいます。
そのうち毎月1回は、「渋谷deゴミ拾い」と銘打ち、教員ら教育関係者が加わる1時間半程度の恒例の活動となったそうです。