「キログラム原器」「メートル原器」報道公開 メートル条約150年、重さや長さの基準 産経新聞
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は12日、重さの基準である「キログラム原器」と、かつて長さの基準とされた「メートル原器」を報道陣に公開したそうです。
物の長さや重さなどの単位を国際的に共有する「メートル条約」は、20日で締結150周年を迎えるといいます。
原器は、国際度量衡局(本部・仏セーブル)が保管する世界基準の「国際原器」から複製され、条約加盟国に配られたといいます。メートル原器とキログラム原器は1890(明治23)年、日本に到着し、長さや重さの基準となったそうです。
現在は、ともに国の重要文化財。
メートル原器は長さの基準が光の波長となり引退しましたが、キログラム原器は物理定数による重さの決定と並行して、今も使われているそうです。