拍手の正体、両手がぶつかりあう音じゃなかった(動画)

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拍手の正体、両手がぶつかりあう音じゃなかった 実験3年で明らかに
朝日新聞

拍手の音の主な正体は、両手がぶつかりあう音ではない――。
そんな驚きの事実を米日の研究チームが明らかにしたそうです。空きびんの飲み口に息を吹き込んだときに音が鳴るのと同じ現象だといいます。

人の手のひらというやわらかいもの同士の衝突と音波の伝わりがからんだプロセスは複雑かつ不安定で、音が出る仕組みや音の特性は、詳しく分かっていなかったといいます。

実験の結果、手と手がぶつかった瞬間はほとんど音がせず、両手の間の空洞の空気が、親指と人さし指の根本のすき間から噴き出す時に音が生じると分かったといいます。また、その音の周波数は「ヘルムホルツ共鳴」と呼ばれる現象の理論式から導かれるものと一致したそうです。

ヘルムホルツ共鳴とは、開口部のある容器の中の空気が、圧縮と膨張を繰り返し、ばねのように振動することで、特定の音が大きく聞こえる現象だといいます。空きびんなどの容器の飲み口に、息を吹き入れたときに「ぼーっ」と音が鳴るのが身近な例だ。容器の体積や、飲み口にあたる開口部の面積などで、音の周波数が変わるそうです。
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