「梅漬け」で産地発展祈る 和歌山・熊野本宮大社
共同通信
「梅の日」の6日、梅の名産地として知られる和歌山県田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で、産地の発展を祈る「梅漬けの儀」が行われたそうです。
神前に置いたたるに収穫したばかりの南高梅を入れ、九鬼家隆宮司が塩を振ってお神酒を注ぎました。
田辺市などでつくる「紀州梅の会」が漬けた梅をいったん持ち帰り、梅干しにした後、改めて奉納するといいます。今年は初めて神前で梅酒も仕込んだそうです。
「梅の日」は、室町時代の1545年6月6日に京都の賀茂神社に後奈良天皇が梅を奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈ったところ雨がもたらされたとの故事にちなみ、紀州梅の会が独自に制定したといいます。