学生開発の超小型衛星、ISSから放出 通信不能も「諦めない」
朝日新聞
国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟から、ある超小型人工衛星が宇宙空間に放出されたそうです。九州工業大と九州大の学生ら100人が、4年がかりで開発したといいます。
10月10日夜、九工大戸畑キャンパス(福岡県北九州市戸畑区)。
プロジェクトに携わった学生らが、高度約400キロで地球を回る「きぼう」を見守りました。
ロボットアームの先に取り付けられた装置から衛星が放たれ、青い地球へと吸い込まれるように落下。「成功」の連絡に学生らから拍手と歓声が湧き起こりました。
この衛星の名は「YOTSUBA(よつば)―KULOVER(クローバー)」。
太陽が活動を活発化させ、地球の地場が乱れる磁気嵐やオーロラが発生しやすい「極大期」に入っていることを踏まえ、地磁気の変動やオーロラとの関係を観測するといいます。
しかし、放出後、通信不能となっており、復旧を待ち続けています。(
九工大衛星開発プロジェクト)