タイの救助犬　倒壊ビル現場で待機する家族の心の支えに
AFPBB news

タイの捜索救助犬が、大地震の影響により倒壊した高層ビルの現場で、救助を待つ家族らの心の支えにもなっているそうです。

タイの首都バンコクでは、隣国ミャンマーで発生した地震の影響により、建設中だった高層ビルが数秒で倒壊し、がれきの山と化しました。現場ではまだ７０人以上が行方不明になっているといいます。

倒壊現場の近くでは行方不明者の家族が大勢待機していて、救助隊員ががれきの山をかき分けながら活動にあたる姿を、希望を失いそうになりながらも見守っています。

ただ、救助犬のゴールデンレトリバー「レック」と「サファリ」がやって来ると、待機する家族の間には少しだけ笑顔が戻ったそうです。

今回の現場では１１匹の救助犬が捜索活動に当たっているといいます。
犬たちは、不明者を見つけ出すという通常の任務に加えて、待機する家族や友人の精神的な支えにもなるという役割を果たしているそうです。