​NHKヒューマニエンス「“体温” 熱して冷ます生存戦略」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
「体温」は生存戦略だという。私たち動物は体を熱して、運動能力を高め神経伝達を活発にし、生存競争を勝ち抜いてきた。さらに体温は老化や寿命と関係することも明らかに。生命の謎を体温から妄想する。

---
体温と生存戦略の関係に迫った回です。

体温が高いほど代謝機能が盛んになり、高い体温は機敏な動きを可能にし、脳や神経活動を高めるということです。

しかしその一方で、高い体温は老化を押し進めるそうです。
代謝が高いと酸素がたくさん必要になるので、酸化ストレスが高くなり、老化が進むということです。

ヒトは、生物の中でも特に優れた冷却能力を持ち、汗をかくなどして熱を逃がすことで、脳や身体が活発に活動できる温度に保ち、活動を広げてきたということです。

冬眠についても取り上げ、冬眠はエネルギー節約ということでした。
食べ物がない時、体温を維持するだけのエネルギーが得られないため、体温を極端に下げ、エネルギーの消費を抑えているそうです。

この冬眠を引き起こす脳の神経細胞・Qニューロンは、ほとんどの動物が持っていて、じつは人間も持っているそうです。専門家によると、人間も、ある特定の条件が整うと冬眠が発動するかもしれないということで、興味深いお話でした。
続きを見る >>