​NHK歴史探偵「南北朝の若君たち 北条時行と北畠顕家」

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番組HPより)
あの人気漫画の主人公・北条時行。わずか10歳で鎌倉奪還に成功した少年の素顔とは!?最強の貴公子・北畠顕家も登場!激動の南北朝時代を駆け抜けた2人の若君の戦い。

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南北朝時代の2人の若君、北条時行と北畠顕家の戦いに迫った回です。

南北朝時代は、鎌倉幕府の滅亡後、天皇(朝廷)が北と南に分かれていた混乱の時代で、後醍醐天皇と足利尊氏が、2人の若君に大きく関係しました。

鎌倉幕府の御家人だった足利尊氏が、後醍醐天皇に寝返ったことで、鎌倉は陥落し、北条一族は滅亡したということです。
ところが、生き残っていた北条氏の末裔、北条時行が、わずか10歳ながら、北条氏に味方する武士たちと共に挙兵し、鎌倉を奪還したそうです。

もう一人の若君、北畠顕家(あきいえ)は、名門の公家の生まれで、
後醍醐天皇から命じられて、福島を拠点に東北地方を治めていたということです。

19歳のとき、後醍醐天皇から、反旗を翻した「足利尊氏を今すぐ討て」と出陣を命じられた際、東北から京まで800キロの長距離をわずか22日で移動したことで、京の奪還につながったということです。
その驚異的な速さでの長距離移動を可能にしたのが、南部馬という東北の在来馬で、力が強く持久力のある馬だったそうです。

尊氏は、再び攻め込んで鎌倉を手中に収めますが、打倒尊氏という共通の目的をもつ北畠顕家と北条時行が共に戦い、鎌倉を攻略したそうです。

しかしその後、後醍醐天皇の政治に強い反発を持ち、尊氏側に付く武士たちが増え続け、2人の若君は足利軍に敗れ、若くして散ったということです。

激動の時代を駆け抜けるように生きた2人の波乱万丈の生涯でした。
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