NHK歴史探偵「伊能忠敬の日本地図」

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番組HPより)
日本の形を明らかにした男・伊能忠敬。200年も前にどうやって精密な地図を作り上げたのか?忠敬の測量方法を徹底調査し同じ方法で地図作りに挑戦!驚きの技術力に迫る。

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200年前、伊能忠敬のどのようにして精密な地図を作り上げたのか、調査した回です。

上総国(千葉県)に生まれた忠敬は、商人として成功したそうです。
にもかかわらず、50歳で隠居してから江戸に出て天文学を学び、そして55歳から地図作りをするため、測量を始めたということです。

忠敬は、なぜ地図作りをすることになったのか?
じつは当初の目的は地図作りではなく、当時の天文学で課題だった「地球の大きさを測る」ことを解決するため、「緯度1度の距離がどれくらいのものであるか」を測ろうとしたのが、真の目的だったそうです。

忠敬は、江戸から蝦夷(北海道)までの距離を測ろうと考えますが、当時は幕府の許可を得る必要があり、蝦夷の地図を作ることを口実に、幕府から蝦夷行きの許可を得たということで、面白いきっかけだと思いました。

番組では、忠敬と同じ測量方法で地図作りに挑戦し、実際測ってみると様々な困難があり、とても大変な作業だったことを分かりました。

蝦夷の地図を作るだけで良かったのに、全国の地図を作ることになったのは、あまりにも出来が良すぎて幕府から期待されただけでなく、おそらく、忠敬自身が、楽しいな、やりがいがあるな、という気持ちになったのではないかということです。

ある意味普通の人だったそうですが 好奇心や熱意から55歳で地図作りをスタートさせ、コツコツと地道にやり続けたことで大きな成果を成し遂げた偉大な人物でした。
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