NHKザ・プロファイラー「“万能の天才”は永遠の努力家 レオナルド・ダビンチ」

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番組HPより)
万能の天才ぶりと努力の跡は5000枚ある手稿に残され後世に知られる。しかし本業の絵画は40歳になっても未完成ばかり“最後の晩餐”までその才は認められなかった。

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レオナルド・ダビンチの生涯をたどりながら、その素顔に迫った回です。

万能の天才と言われ、さまざまな分野で才を発揮した芸術家ですが、
その生涯は失敗続きだったということです。

本業の絵画では、完璧主義のあまり未完成が続き、40代まで代表作は皆無だったそうです。代表作となる「最後の晩餐」を描き上げたことで、ヨーロッパじゅうに知られる芸術家になり、ようやく日の目を見たということです。

それから50代になって、ヴェッキオ宮殿の大広間の壁に絵を描く依頼があり、当時28歳の若手芸術家だったミケランジェロと対決することに...。

遅咲きのレオナルドに対して、ミケランジェロは若くして名声を得るなど、2人の経歴は対照的で、お互いにライバル心を燃やしていたそうです。そんなレオナルドの心境を示す、ミケランジェロの壁画を批判するメモが残っていて、レオナルドの人間くさい一面が垣間見えました。

最後に、未完成とされる「モナリザ」で、何を表現したかったのか?に迫りました。
近年、有力な説の一つは、「理想的な人間」を描いたとされるそうです。67歳で死去する死の間際まで傍らに置き、筆を入れ続けたということでした。

番組では、ダビンチがどんな人物だったか、ゲストの方たちを交えて語り合いましたが、さまざまな視点からいろいろな意見があって面白かったです。
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