NHKヒューマニエンス「“言葉” それがヒトの思考を生んだ」

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番組HPより)
鳥のさえずり、クジラの歌など、動物も鳴き声でコミュニケーションをするが、ヒトの「言葉」は特別で、それが豊かな思考を生んだという。豊かな文化の礎「言葉」の不思議を妄想する。

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再放送を視聴。
言葉の不思議に迫った回です。

人間の言葉は、コミュニケーションに役立つためのものだけでなく、我々の豊かな思考を可能にしたそうです。人間は言葉を使って物事を考える生き物だということです。

言葉は、単語と単語を組み合わせて1つのまとまりを作り、それにさらに単語を組み合わせてもう1つ大きなまとまりを作る、ということを繰り返した複合的な「階層構造」になっているということです。

このことに関して、7万年前の遺跡から弓矢の矢じりが発見され、弓矢が使われていたことを示すそうですが、この弓矢の構造というのは、言葉の階層構造とよく似ていていることから、当時、言語を使用していた可能性があるということで、興味深いお話でした。

番組に出演した2人の専門家は20年ぐらい前からの知り合いだそうですが、それぞれアプローチの異なる立場を異にする2人で、敵対していた時期もあったそうで、番組中にも自分の意見をバチバチで互いに言い合って面白かったです。
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