​NHKヒューマニエンス「“アート” 壮大な“嘘”が教えてくれるもの」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
太古から「アート」を作り続けてきたヒト。なぜアートを求めるのか。ヒト社会や集団でも欠かせない役割を果たしてきたアート。それが表すヒトの本質とは何なのか。

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アートとは何なのか、さまざまな視点から迫った回です。

アートはどのように生まれたのか、ヒトはなぜアートを求めるのか、AIとアート、アートがもつ物語など、各分野で研究する専門家の見解をもとにいろいろな側面から本質に迫って奥深い世界でした。

AIとアートについて、現状のAIは、ネット上の膨大なデータから学習して、多くの人がアートだと思う平均的なものが出力されるというものだということです。

誰かの100点ではなくて、全員の80点を狙いにいくようなもののため、突出した芸術性をもつ作品を生み出すのは難しいということです。学習からでは新しい美は生み出せないということでした。


アートがもつ物語では、氷山に例えて解説がありました。

氷山の一角のように、人々は目に見えるものだけを芸術作品ととらえているところがありますが、氷山の隠れている部分である、作品にまつわる歴史や文化などの文脈により、アートの価値が大きく左右されるということです。

そして、人々がさまざまな作品を味わうときにも、こうした文脈が深く関係しているということです。純粋に目に見えている部分だけでなく、さまざまな文脈に深く影響を受けながら鑑賞していることを知りました。
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