NHKヒューマニエンス「“歯” 進化を続ける人体の先兵」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
牙を持つ肉食動物、奥歯で草をすりつぶす草食動物。私たちの進化は「歯」と共にある。ヒトと歯、驚きの進化を妄想する。

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食べ物を咀嚼するためだけのものではない、「歯」に隠された役割に迫った回です。

歯は一番変化が早く、人体における進化の先兵と言えるそうです。
例えば、1960年と2018年の比較調査では、日本人の永久歯が生える順番が変わってきていることが分かったということでした。

歯に隠された役割として、じつは歯は、脳と密接な関係があるということです。歯の内部には歯髄という神経組織があり、噛んだものの情報をすぐに脳に伝えているそうです。

歯を使い、脳に日常的に刺激を送ることが、脳機能を保つために重要だということです。研究で、認知症になっている人のほうが、歯が少ないことが分かり、認知機能に影響を与えていることが分かってきているということでした。

最新研究では、日本の研究者が「歯生え薬」の開発に成功したということでした。魚や爬虫類は何度も歯が生えかわりますが、ヒトの歯は1度しか生えかわらず、それは生えるのを止めている遺伝子があるためだそうです。その抑えているものを外してあげることで、新しい歯がすくすくと育つということで、驚きのお話でした。
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