(
番組HPより)
時を告げる“時太鼓打(ときたいこうち)”。
太鼓をたたいて、音によって時刻を人々に知らせていた。
---
江戸時代、太鼓をたたいて時刻を人々に知らせていた「時太鼓打(ときたいこうち)」に密着したドラマです。
時太鼓打は、太鼓をたたいて、城や城下町に時刻を知らせる、言わば時の番人。彼らは、お香が燃える長さで時刻を知らせる「香時計」で、時間を把握していました。責任があり、間違いが許されず、単調な繰り返しですが、緊張感を伴う重要な仕事でした。
ドラマは、3人で交代しながら仕事にいそしむ時太鼓打たちの物語でした。3人は、正直3人ではきついと思いながらも、城の財政難で人員は増やすことができず、毎日24時間、休むことなく続けていました。
ある日、その1人、夜番の男が、太鼓を打ち忘れる失敗をするちょっとした事件がありました。仲間が問い詰めると、実はその男は夜盲症をわずらい、ほとんど目が見えない状態で、それを隠しながら仕事をしていたことが発覚しました。
目が見えないことが城の上司にばれると、男は職を失うことになるため、仲間たちは、ばれないようにしながら男が仕事を続けられる方法をあの手この手と考え、奔走します。
しかし、不運もあってうまくいかず...。
あきらめかけたとき、仲間の1人がひらめき、それは逆転の発想をした意外な方法で、そのアイデアが功を奏して、男は仕事を続けることができ、良いお話でした。