NHKスペシャル「命をつなぐ生きものたち 第2集 水中の恋」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
生きものたちの不思議な進化を「恋の駆け引き」から探る3回シリーズ。2回目の舞台は水中。

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第2集は、水中世界の生きものたちの求愛戦略でした。

広く果てしない海の中では、オスとメスの出会いは困難を極めるため、まずは出会うことが肝心だそうです。

そのため、ザトウクジラは、出会いを果たすために長い旅をし、そして、鳴いて恋の歌を歌ったり、海面を胸ビレで叩いたりして、音で居場所を知らせる独特の方法を編み出したということです。

奄美諸島で近年発見されたアマミホシゾラフグは、オスが海底の砂浜に幾何学的な模様の巣をつくることで知られますが、この巣はメスに見つけてもらうための恋の目印になるということです。

それから、卵を無事に生き残らせることが大事な戦略だそうです。
多くの魚は水の中に大量の卵を産み放つ戦略をとっていて、たくさん卵を産めばある程度は生き残るという割り切った戦略だそうです。

一方で、少ない数の卵を産んで大事に守り育てるよう進化したものもいて、お馴染みの魚のホッケは、メスが岩のすき間に産んだ卵を、オスが2か月もの間、命がけで守るということです。

最後に、大西洋の深海で、究極の恋とも言えるかたちとして、チョウチンアンコウが紹介されました。出会うことが困難な深海で、オスはメスに出会うと、大きなメスの体に小さなオスが噛みついて離れず、それからメスの体にオスは吸収されて、メスの体の一部となって繁殖をするもので、驚きの繁殖方法でした。
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