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番組HPより)
清流の秘密は、札幌市の独特な立地にある。市街地の間近に山林が迫り、街中にも多くの森が残る。河川に水を供給する森が上流に迫っていることで、多くの湧水を集めて美しさを保っているのだ。急峻な地形のため、下流まで冷たく澄んだ水で満たされる水中には、通常、山間の上流部で産卵するサクラマスが市街地の近くで命をつなぎ、さらにその卵をカワガラスが狙って待ち構える。秋、札幌の市街地の清流で、命の営みを見つめる。
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秋、札幌・真駒内川で生きものたちの営みを見つめた回です。
真駒内川は、川底がはっきり見えるほど透明な清流で、本来、山あいの渓流に生息するヤマメが住宅地の間近で見られました。
川の全長の半分近くが森に覆われていて、森から湧き出た水が注がれて澄んだ川になっているということです。
10月になると、この川を象徴する生きものというサクラマスが、繁殖のため海から上ってきました。実はヤマメと同じ仲間で、海に下ったものがサクラマスになるということです。
やがて、中流部ではサクラマスたちが産卵し、産卵を終えたものは命が尽きて他の生きものの糧となり、大自然の命のサイクルを感じました。