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番組HPより)
羽ばたかなくても風に乗ることで、上空から楽に獲物を探すことができるのだ。その強風によって岬の周辺に集まるのは蓮葉氷(はすはごおり)と呼ばれるテーブル状の氷。海にせり出した岬が流れる氷をせき止め、集結させるのだ。この冷たい氷の海で暮らすのが、日本で一度は激減したラッコ。霧多布の岬はラッコたちの貴重な生息場所として注目されている。岬が作り出す独特な自然と、それらが育む多くの命を見つめる。
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冬、北海道・霧多布岬に息づく生きものたちを見つめた回です。
海に囲まれた断崖絶壁の岬は、冬、強い海風にさらされ、雪が降っても強い風が吹き飛ばすため深く積もらないということです。
この積もる雪が少ないおかげで、野鳥が草にありつけたり、キタキツネが地中に潜んだ獲物を狩りやすくしたりしているそうです。
また、岬に吹く風は、断崖に当たって上にあがり、上昇気流を生み、鳥はほとんど羽ばたかずに飛べるそうです。
ケアシノスリは、羽ばたかずに空中で一点に留まって獲物を探し、急降下して捕らえて、風を巧みに利用した見事な狩りでした。
海岸にはすみついているラッコの姿もあり、厳しい自然ですが、岬が作り出す独特な環境が多くの命を支えていました。