​NHKダーウィンが来た!「九州初上陸 福岡生きもの調査隊」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
日本有数の大都市・福岡。実は驚くほど多くの生きものが暮らしている。高層ビル街にこつ然と現れる不思議な「山」は野鳥の楽園。猛禽類まで現れ命のドラマの舞台となっている。住宅街を流れる川には絶滅危惧種の渡り鳥・クロツラヘラサギが飛来。平たくユニークなクチバシを駆使し街中で冬を越す。博多湾の干潟では「生きた化石」カブトガニが命をつなぐ。生きものたちはいったい何故福岡に?調査隊が街を走り、その秘密に迫る!

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福岡市に暮らす生きものたちを調査した回です。

福岡の街には意外にも、生きものがたくさんいるということです。

その理由の一つが、大陸に近いことで、朝鮮半島からの渡り鳥のルートの中継地点になっていて、多くの野鳥が集まるそうです。

街中にある階段状に屋上緑化されたビルでは、屋上の木々が成長して森のようになっていて、そこへ、オオルリやアオバトなど、本来は山に暮らす鳥たちが見られて、野鳥の楽園になっていました。

街を流れる多々良川では、平たいクチバシをしたクロツラヘラサギが見られました。クロツラヘラサギは、東アジアだけに生息する希少な渡り鳥だということですが、冬を越すため、毎年ここへ150羽ほどやって来るそうです。

博多湾の干潟では、毎年7月、「生きた化石」とも呼ばれるカブトガニが、産卵のために現れるそうです。この干潟と周辺の環境は、カブトガニが繁殖する条件がそろっているということで、命をつなぐ大切な場所になっていました。

大都市ですが、街の中に自然が残り、人の営みのすぐそばで多様な生きものが暮らしていました。
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