NHKダーウィンが来た!「わずか半年の命 駆け抜けろ!カメレオン」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
アフリカの島・マダガスカルは90種以上のカメレオンが暮らすカメレオン王国。中でもひときわ異彩を放つのが、ふ化してから命が尽きるまで半年という陸上脊椎動物で最も短命なラボードカメレオンだ。卵からかえった赤ちゃんは獲物を爆食いして急成長。3カ月で大人になり、一生に一度の繁殖期を迎える。残されたわずかな時間で最良の相手と子孫を残そうとオスもメスも捨て身の真剣勝負!駆け抜けるようなカメレオンの生涯に密着。

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マダガスカルにすむ、わずか半年の命のラボードカメレオンの生涯を追った回です。

卵からかえった赤ちゃんは猛スピードで成長し、3か月で大きさ5倍の大人になり、生涯一度の繁殖期を迎え、終えると命が尽きる短命なカメレオンだということです。

なぜ短命なのか?
マダガスカルは雨季と乾季でまったく違う環境となり、雨季は獲物の虫が豊富ですが、乾季は森がカラカラに乾いて虫がいなくなり、過酷な環境になるということです。
この厳しい乾季を、ラボードカメレオンは卵の状態で乗り越えて、雨季の半年間だけ生きて次の世代に命をつなぐ戦略に進化したということです。

一生に一度しかない繁殖期。
オスたちはメスを巡ってかみつき合いのバトルをし、メスもオスが繁殖相手としてふさわしくない場合は攻撃して、最良の相手と子孫を残すためオスもメスも必死でした。

そして、オスと結ばれたメスは、最後の力を振り絞って地面に穴を掘って産卵し、やがて生涯を閉じました。

短い生涯を駆け抜けるように生きる姿がひたむきで、儚くも美しいカメレオンでした。
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