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番組HPより)
「大きな病院がたくさんある都会なら、医療は安心」そんなイメージが崩れはじめている。患者は多くとも深刻な赤字を抱え、そこに医師不足、建物の老朽化など、複合的な要因が重なり、都市部の病院が相次いで閉院や休止に追い込まれている。「必要な医療に力を入れるほど経営が傾いてしまう」と、ジレンマを語る医師たち。番組では、病院の経営リスクとその背景を多角的に検証。命を守るために何が必要か、医療の未来を考える。
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今、都内の病院の67%が赤字で、病院の閉鎖や休止が相次いでいるということです。
その要因には、収入である医療報酬に対して、支出である人件費などが高騰し、必要な医療を行えば行うほど赤字になる実態があるということです。
さらに追い打ちをかけるのが建物の老朽化で、建設費が高騰して建て替えコストが増大しているということです。
解決の糸口として、専門官の意見は、第一に、国民の負担が伴ってきますが、国が医療報酬の額を増やして、医療従事者の処遇を改善していく必要があるということです。
それから、独自に対策に乗り出している自治体の紹介があり、千葉県市原市では、病院の閉鎖や移転などで医療の空白地域が生まれないよう、専門家のデータ分析を基に、各医療機関が連携していく取り組みを始めていました。
医療の空白地域を生まず、人々が必要な医療が受けられるよう、中長期を見据えて、データを基に医療機関の役割分担と集約化を図っていくことが大事だということでした。