NHKグレーテルのかまど「東西のかけはし バウムクーヘン」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
バウムクーヘンは東ドイツ地域の郷土菓子。しかし特別なオーブンで、熟練の職人が長時間かけて焼く伝統的な製法で作られるため、作ることができる職人も、それを売る店も今では少ない。あまり食べたことのないお菓子、というドイツ人も多い。一方日本では、ドイツの菓子職人カール・ユーハイムが作って以来、着実に進化した定番のお菓子。いったいなぜ?ヘンゼルは普通のオーブンでも作れる「バウムクーヘントルテ」に挑戦!

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ドイツ生まれの伝統菓子「バウムクーヘン」を作った回です。

バウムは「木」、クーヘンは「ケーキ」という意味だそうです。

本場ドイツのバウムクーヘンは、使用可能な材料や配合などいろいろと決まりがあり、特別なオーブンで伝統的な製法にそって作られるため、手間と時間がかかり、「菓子の王」と言われるそうです。

そのため、ドイツでは今は作る人も少なく、食べたことがないという人も。その代わり、今のドイツの人は、「バウムクーヘントルテ」という普通のオーブンで作れるものを楽しんでいるそうです。

番組でも、この「バウムクーヘントルテ」作りに挑戦しました。
本場の味を目指して、生地を作り、オーブンで焼いては重ねることを繰り返し、全体にアプリコットジャムをかけてからマジパンでおおい、最後にチョコレートでコーティング。チョコレートのバウムクーヘンがうまく出来上がって、美味しそうでした。

バウムクーヘンは、もともとは旧東ドイツ地域ゆかりの郷土菓子で、太平洋戦争後の冷戦時代、東西ドイツが分断した際、社会主義の東ドイツから西ドイツへ亡命した人々に対して、特別なときに、故郷の味であるバウムクーヘンを贈るようになったそうです。ドイツの人々にとって、東西のかけはしとなった大切なお菓子でした。
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