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番組HPより)
世界一数が多い野鳥と言われるコウヨウチョウ。推定生息数は15億羽以上、大群が空を埋め尽くす様子は砂嵐ならぬ「鳥嵐」だ。なぜこんなに数を増やせるのか?生息地のアフリカ南部で繁殖に密着すると・・つがいの相手を決めるのも巣作りもスピード重視。親鳥は卵を日中温めず、未熟なうちにヒナを巣立たせるという驚きの事実が明らかに。だが実はここに数を爆増させる秘密があった。鳥の常識をくつがえす!型破りな生き方に迫る。
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世界最多の野鳥「コウヨウチョウ」が数を増やす秘密に迫った回です。
コウヨウチョウはアフリカで見られる渡り鳥で、すずめほどの大きさ。
2月の雨期に南からやって来て、草が生えた場所に集まり、草の種を糧に子育てをするそうです。
この草がコウヨウチョウが数を増やすことに関係していて、食料となる草の種が尽きる前に子育てを終える必要があり、常に時間に追われているそうです。
早く相手を見つけて、早く巣作りして、早く卵を産んで育てるという、すべてのプロセスがスピード命で、一見 手抜きとも見える子育てでしたが、これが数が増えることにつながっているということです。
あるつがいは、カップル成立から、巣作り4日、ふ化まで10日、子育て10日で巣立ちを迎えて、あっという間でした。
一度の雨期で何度も繁殖することもあるそうで、アフリカの自然のリズムを最大限に生かして数を増やしてきた野鳥でした。