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番組HPより)
今回の舞台は東京大学▼東大にしかない“宝”を探ります。スタートは正門の先にある安田講堂から。今年で100周年を迎える安田講堂が崖下に建つ理由とは?
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東大にしかない“宝”を探った回です。
最初に、東大のシンボル「安田講堂」を巡りました。
実は、安田講堂は崖の下に建っていて、崖の上にあるのは正面の入り口だけでした。
なぜこのような立地になっているのか?
それは100年前、当時の土木総長が、「正門を入ったら、万人が襟を正すような厳粛な雰囲気にしたい」という思いから、新たに正門をつくり、広くてまっすぐなメインストリートを通して、その正面に安田講堂が位置するようにするため、崖だった場所に建てたということです。
そんな安田講堂は内部も立派なつくりで、卒業式のために作られたというホールは優雅な雰囲気で、“宝”と言えるような建物でした。
このほかにも、東大敷地内にある「史料編纂所」では、日本書紀などの続きとして、現代までの日本の歴史書を目指して作られている「大日本史料」。「東京大学総合研究博物館」では、ナウマン像の牙、イランの石器、世界のオアシスの水など、ありとあらゆる分野の標本を保管していることの紹介があり、東大の研究者たちが生み出す、まさに“宝”と言えるものでした。