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番組HPより)
三重県西部、緑の森に囲まれた渓谷にいくつの滝が連なる。赤目四十八滝と呼ばれ、一部は奈良県にまたがる。水と緑が織りなす渓谷で輝く命を見つめる。
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三重県西部の「赤目四十八滝」の初夏を見つめた回です。
赤目四十八滝は、深い渓谷にいくつもの滝が点在し、その昔、伊賀忍者が修行した渓谷だったと言われるそうです。
特徴は木々や岩場が緑のコケに覆われていることで、水量が豊富で日陰が多いため、コケの生育に適しているということです。
初夏、このコケを利用して巣作りをするミソサザイやセキレイなど鳥たちが見られました。カワガラスは滝の中で食べ物を探しては、滝の横にある巣のヒナに餌を運んで、子育てに忙しそうでした。
一方、水の中の川底では、オオサンショウウオが大きなあくびをしながらのんびりと過ごしていて、水と緑の豊かな環境が多様な生きものを支えていました。