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番組HPより)
本棚は持ち主の人生を映し出す。今回は、あの大ヒットドラマの原作者、久住昌之さん(漫画家・ミュージシャン)。ユニークな発想の源の数々を本棚に発見。幼少期から親しんでいる、一風変わった図鑑には、ジャンルを横断することで生まれるおもしろさが。思春期に出会った師、赤瀬川源平さんの書籍もたくさん!
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「孤独のグルメ」の原作者でもある、久住昌之さんの本棚を紹介した回です。
家のあちこちの壁に本棚があり、新刊から古本屋で購入したものまで、さまざまな本が置かれていました。物置部屋は、壁一面が本棚になっていて、ここには幼少期からの本がびっしりと並んでいました。
その中で紹介された一冊が、「絵本百科」という図鑑で、ページごとにさまざまなジャンルのものがイラストで描かれていて、子供のときに見ていて、わくわく感があったそうです。世の中の神羅万象が50音順に並列で描かれていて、あらゆるものが越境し、つながっている感じに、久住さんは影響を受け、考えの基礎になっているそうです。
また、前衛芸術家・作家の赤瀬川源平さんの本がたくさんありましたが、赤瀬川さんは久住さんが師匠と仰ぐ存在だったそうです。
久住さんが青年期、絵をあきらめきれず美術の専門学校に通っていたとき、そこで講師をつとめていたのが赤瀬川さんで、何気ない日常の中に芸術を見出す彼の生き様に影響を受けたそうです。
そんな赤瀬川さんの影響を最も受けているのが「孤独のグルメ」で、静かに淡々とある面白さを好んだ赤瀬川さんの感じが、この漫画に反映されているということでした。