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番組HPより)
用心棒のフリをして獲物を横取りする鳥に、寄生虫を掃除するフリをして相手に噛みつく魚など、ウラの顔を持つ生きものたちが続々登場。さらに、ずる~い方法で恋の駆け引きに挑むオスたちも。メスに化けたり、他の卵を盗んだり…あの手この手で子孫を残そうとします。
でも、一体なぜ彼らはずるい戦略を使うのか?その裏には、生きものたちなりの切実な事情が隠されていた!
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ずるい戦略を使う生きものたちを特集した回です。
ウラの顔を持つもの、ずるい恋の駆け引きをするものなど、さまざまなずるい戦略を駆使する生きものたちが登場しました。
その中で、「ホンソメワケベラ」は、ふだんは、魚の体に付いた寄生虫を食べてくれるお掃除屋さんでした。ところが、魚の表面の粘液を食べるためにときどき噛みつくウラの顔を持っていました。
ホンソメワケベラは、本当は粘液だけを食べたいのですが、粘液を狙う割合をわずか数パーセントに抑え、ふだんはお掃除屋さんとして掃除して噛みつかず、魚たちの信頼を失わないようにしているということです。
だまされる側の魚たちにとっては、寄生虫は命をおびやかすもので何としても掃除してもらいたいため、これで良いということです。
オモテの顔はしっかりと全うし、ウラの顔を見せるのはほんの少しとしていることで、両者ウィンウィンの関係になっているそうで、命をつなぐためのとてもしたたかな戦略でした。