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番組HPより)
ネコは水を嫌うのが一般的。だがツシマヤマネコは泳いで狩りし、海も渡るという。九州・対馬で15年ぶりに長期密着、泳ぐ瞬間をとらえることに成功した。サーモドローンなど最新技術で田んぼに出没する親子を追跡すると、獲物に近づく狩りの作戦も見えてきた。身を隠すため夏は稲を、冬は高低差を巧みに利用。獲物の動きを読み、先回りして待ち伏せる。約10万年日本の島で生き続けてきた気高き野生ネコ、その新たな素顔に迫る!
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長崎・対馬に生息するツシマヤマネコの素顔に迫った回です。
ツシマヤマネコは、対馬で約10万年近く生き続けてきた野生ネコですが、現在は約100匹しかおらず、絶滅が心配されているということです。
非常に警戒心が強く、地元の人でも見たことがないという声が多くあり、今回、その素顔に迫りました。
目撃情報をもとに水路に何台も固定カメラを設置するなどして探すと、
水路の浅瀬を頻繁に通るヤマネコの姿が見られました。
一般にネコは水を嫌いますが、ツシマヤマネコの獲物は水辺に多くいて、水辺で狩りをするため、水に抵抗がないと考えられるそうで、泳ぐ姿も目撃されているということでした。
獲物の少ない冬は、稲刈り後の田んぼに舞い降りた野鳥を狙う様子も見られ、獲物に気づかれないように隠れながら忍び寄る姿は、小さくても、ヒョウのように巧みなハンターでした。
10万年近く対馬生き抜いてきた、可愛くも威厳や気高さを感じる野生ネコでした。