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番組HPより)
次世代へと命をつなぐため生きものが行う「子育て」。その担い手や方法は実に多様だ。シャチの子どもを一人前のハンターに育てるため活躍するのはおばあちゃん。南米の密林に住むカエルのお父さんは、オタマジャクシを背中に乗せ高い木のウロにある水たまりまで運ぶという大冒険を繰り広げる。ユニークなワザで子の独り立ちを促すタコや無鉄砲な若者に振り回されるリカオンなど、世界中の現場で撮影した子育てのかたちを見つめる。
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生きもののさまざまな子育てのかたちを見つめた回です。
アイゾメヤドクガエルの父親は、オタマジャクシを1匹ずつ背中に背負って、子どもたちをそれぞれ違う水場に引っ越しさせるそうです。時に、高い木の洞にある水たまりに運ぶため、ロッククライマーさながらに垂直の木の幹を登って、驚きでした。
魚の中には、オスが卵を口の中に入れて育てる「口内保育」をする種がいましたが、カッコウナマズはこれを逆手にとって、別の魚に口内保育してもらうそうで、したたかな魚でした。
さまざまな子育てのかたちを通して、懸命に命をつなごうとする姿や、親の深い愛情が感じられて感動的でした。