​NHKクローズアップ現代「あなたの口座が乗っ取られる!? パスワード流出の実態」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
私たちの資産や個人情報を守るパスワード。いま、その信頼が大きく揺らいでいる。1月から証券口座が乗っ取られる被害が相次ぎ、不正な取引額は3000億円を超えた。パスワードを巡って一体、何が起きているのか?番組が追跡すると、世界から日本が狙われている実態や、進化を続けるAIが悪用されている可能性が見えてきた。私たちの資産をどう守るのか、海外での国と連携した対策や、個人で今すぐ実践できる防衛策を紹介する。

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パスワードが盗み取られ、口座などに不正アクセスされる被害が増えているということです。

特に、証券口座の被害が急拡大していて、その背景に迫りました。

証券口座の被害にあった方のパソコンを分析してみると、証券会社を偽ったメールに記載のURLリンクから、本物そっくりの偽サイトにアクセスし、IDとパスワードを入力したことで盗み取られことが判明しました。

こうした偽サイトにアクセスしてしまうのは、AIの進化により、海外の犯罪者が、偽サイトを簡単に作れたり、自然な日本語の文章を作れるようになり、巧妙化していることが一因としてあるそうです。

特に、日本はセキュリティー意識にバラつきがあり、世界の偽メール攻撃の83%が日本が占めるなど、日本が攻撃者にとって魅力的な市場になっていることが、被害が拡大している背景にあると考えられるということでした。

被害にあわないために、個人ができることとして、
・メールに記載されたURLをクリックしない
・公共Wi-Fiでの取引は厳禁
・パスワードを使いまわさない
など、やはり基本的なことを注意することだということです。

今後必要な対策として、国が関わって、多要素認証を義務化するなどの「ガイドラインの策定」や、アクセスする端末の中に声帯や指紋の登録する「パスキー」の普及が大事だということでした。
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