(
番組HPより)
旅の舞台は大人気リゾート・宮古島。伝統漁船「サバニ」でクルージング&野生のウミガメに遭遇!?そしてタモリ念願の「伊良部島」と「下地島」の境界へ。つながっているようにも見える2つの島を分断したものとは。さらに小さな集落に毎年6千人もの観光客が訪れる奇祭「パーントゥプナハ」の秘密を探る。泥をまとった謎の神様はなぜ誕生?大人気ビーチは実は遺跡!砂浜がオーブンに!?土器なしで作る2800年前の料理の味は?
---
沖縄・宮古島を巡りながら謎を解き明かした回の最終夜です。
今回は、つながっているようでつながっていない2つの島、小さな集落に伝わる泥をつける奇祭、2800年前のアラフ遺跡、の3つの謎を解き明かしました。
どれも、今回の旅のテーマである「サンゴと断層」の島であることが深く関係していて、地形地質の観点から読み解いて面白かったです。
このうち、「島尻」の集落に伝わる奇祭「パーントゥプナハ」は、泥をまとった神様が、泥をつけて集落を巡って魔除けをするお祭りで、泥は神聖なものとされるそうです。
この泥の祭りがこの集落だけで行われているのは、ここが宮古島では数少ない泥の層が出ている場所だからだということです。
宮古島は泥岩層の上にサンゴの琉球石灰岩が覆う地層で構成されますが、ここは断層により泥岩層が地表に出ている場所で、ここでは水を溜めてお米を栽培することができ、ゆえに泥は神聖なものとされたそうで、古くから島の人々にとって貴重な場所だったことが分かりました。