​NHKさわやか自然百景「新潟 火打山」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
新潟県南西部にそびえる火打山。標高2462メートルのこの山の六合目付近には山岳地帯としては珍しい湿原が点在している。夏、湿原はハクサンコザクラやイワイチョウなどの可れんな花々で彩られ、そこではクロサンショウウオやカオジロトンボなど生きものたちが繁殖の季節を迎える。一方、山頂付近には国の特別天然記念物・ライチョウが20羽ほど暮らしていて、この時期子育てに励む。夏から秋、火打山で命の輝きを見つめる。

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夏から秋、新潟県の火打山(ひうちやま)に息づく生きものたちを見つめた回です。

火打山の六合目(標高2000m)付近には、平らな地形があって湿原が点在していて、こうした湿原が山岳地帯にあるのは珍しいということです。

夏、湿原の周りには花々が咲き、氷河期の生き残りと言われるカオジロトンボが飛び交い、水の中では繁殖の季節を迎えたクロサンショウウオの産卵の営みが見られました。

山頂付近では、ライチョウの姿がありました。
母鳥が幼鳥たちを連れて歩きながら、好物のシラタマノキなど高山植物をついばんで一緒に食事をし、子育てする様子が見られました。それから秋になると、ライチョウの幼鳥はすくすくと成長し、間もなく独り立ちの時を迎えようとしていました。

湿原が広がり高山植物の咲く豊かな山が、希少な生きものたちを育んでいました。
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