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番組HPより)
トイレの詰まりで48万円、キッチンの水漏れで105万円。今、暮らしの困りごとの解決を業者に依頼し、高額な請求を受ける「レスキュー商法」トラブルが増加。取材を進めると、私たちの焦りや不安が巧みに狙われ、格安をうたうネット広告で巧妙に誘導される手法が明らかに。架空の工事費用が請求されたり、泣き寝入りを迫られたりする悪質なケースも。どうすればトラブルから身を守ることができるのか?その方策を考える。
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水漏れなどの修理が高額請求されるトラブルの実態と対策を考えた回です。
ネット広告では格安とうたい、実際に修理作業を終えたときには高額な請求を受けるトラブルが増えているということです。
そこには、悪質な業者が、依頼者の早く直したいという焦りや、専門の知識が無いことなどにつけこみ、高額な請求をする巧妙なしくみがありました。
防衛術として、次の3つが大事だということです。
①業者探しの段階で、焦らずにひと呼吸おくこと、複数業者を比べること
②修理の段階で、密室にさせないで立ち会うこと
③支払いの段階で、契約書の同意の前に、家族・知人・188に相談すること
業界自らが始めた取り組みの紹介もありました。
神戸市の組合では、作業の不透明さを解消しようと、マニュアルを作成して、依頼者に修理内容や金額をオープンにしながら進める取り組みを始めていました。
また、修理業者の比較サイトでは、利用者が口コミや実際の請求額をサイトに掲載できるようにすることで、広告の料金と実際の請求額を比較して見える化を図っていました。
これらの取り組みで共通して言えるのは、解決のヒントとして、第三者が関わっていることが大事だということです。業者と消費者が1対1であれば、虚偽の広告・虚偽の料金の表示・うその説明がしやすくなりますが、ここに第三者が関わってくると、しにくくなるということでした。