​NHKクローズアップ現代「増える中国人の“日本移住” なぜ日本が選ばれる?」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
日本で暮らす中国人が増えている。その数はこの2年で約10万人増加。特に目立っているのが、経営者や会社員など、中国でも安定した暮らしを送っていた家族が日本への移住を希望するケースだ。多くは日本語を話すこともままならないが、日本での起業を前提にビザを取得して移り住んでくるのだ。何がこうした潮流を生み出しているのか。

---
日本に移り住む中国人が増加している状況を探った回です。

なぜ日本を目指すのか?移住を考えている人たちにお話をうかがうと、不動産市場が減速し中国経済が低迷していることや、中国の過酷さを増す受験競争など、複合的な理由が背景にあるようでした。

日本側の受け入れ制度ができてきていることも理由の一つで、日本で起業する人を対象に、500万円の資本金があれば、「経営・管理ビザ」を取得できる制度を利用して移住する人たちが増えているということです。

また、大阪などの都市では、日本の中に小さな中国社会(リトルチャイナ)ができていて、生活やビジネスがこの中で完結するため、日本語を話せなくても移り住みやすいということもあるそうです。

ただ、日本語が話せずにコミュニケーションがとれないと、文化の違いなどから地域の人々とトラブルになる懸念があるということです。

ビザの取得では、事業の実態のない移住だけを目的とした人たちが、一定数いると考えられ、経営・管理ビザの制度の趣旨に合わず、制度が追いついていない現状だということです。

移住者が増える一方、いろいろな課題があり、受け入れ後のフォローや制度の拡充が大事になってくるということでした。
続きを見る >>