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番組HPより)
今回の舞台は宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰▼なぜ人は蔵王をめざす?江戸時代に大ブームとなった信仰登山“御山参り”の秘密に迫る旅へ。スタートは火山の噴火が生んだ火口湖“御釜”の絶景から。山頂の神社で痕跡を発見!人気旅のルーツは古くからの山岳信仰にあった?参拝ルートに広がる奇跡の絶景の数々にタモリ大興奮!約30万年前からの溶岩流が歩きやすい道を生んだ?最後は登山後のお楽しみ!麓に待つ極上の温泉街へ
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宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰を訪れ、旅のお題「火山が生んだ大ブーム 人はなぜ蔵王を目指す?」を解き明かした回です。
蔵王という山があるわけではなく、この一帯の山々を総称した名称だということです。
江戸時代、庶民らが蔵王を目指す「「御山(おやま)参り」の信仰登山が大流行したそうです。
なぜ山頂を目指して登ったのか?
江戸時代以前から蔵王の山々では修験道信仰が盛んだったということです。山頂の神社では修験道の中心的なご本尊「蔵王大権現」を祀ってあり、それが山頂を目指した理由で、このあたりを「蔵王」と呼ぶのも、蔵王大権現をお祀りしたのが始まりだそうです。
それが大ブームとなった大きな要因は、山頂の火口に溜まった湖「御釜(おかま)」にあるそうです。この江戸時代ごろに火口に水が溜まったと考えられ、山頂の絶景を見ようと、多くの人が訪れたそうです。
そのほかにも、「賽の河原」と呼ばれる荒涼とした景色が広がっていたり、大量の溶岩流が流れ出してできた歩きやすい地形のため日帰りで山頂まで行って帰って来られたり、そして旅の最後にふもとの町で温泉に入れたりと、いくつもの旅の魅力があるということで、大きなブームになったことがよく分かりました。