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番組HPより)
世界で大人気のゴジラ。その姿や音楽を最新の科学技術で分析すると、戦後日本で初代ゴジラを作った制作者たちの熱い思いが見える。『ゴジラー1.0』山崎貴監督も語る!
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70周年を迎えた「ゴジラ」の誕生の秘密や人気の理由を調査した回です。
その誕生は、1954年のアメリカの水爆実験によって第五福竜丸の乗組員が被ばくしたビキニ事件に着想を得て、ゴジラは企画され、同じ1954年に最初の映画が公開されたということです。
そうした企画の考えから、ゴジラの造形デザインをキノコ雲をイメージした頭部にしたり、音楽では恐怖と緊張感を重低音の旋律で表現したり、さまざまな手法で原水爆の恐ろしさを表現しようとしたそうです。
以降、30作品が生み出され、怪獣が主役のエンタメ映画でありながら、核、公害問題、東日本大震災など、その時代の社会問題を反映した強いメッセージ性を持った作品が、人々の心に刺さったと考えらえるということでした。
最後に専門家の方が、「ゴジラはさまざまな人類が抱えてきてしまった危機に対するあらゆるメッセージを持っている。ゴジラそのものは決して黙して語らないんだけれども、その存在だけで我々にに警鐘を鳴らしてくれる。そういう意味で黙示録的な存在。」と話されて印象深かったです。