(
番組HPより)
シンプルな家庭料理「一汁一菜」を提唱してきた土井善晴さんにインタビュー。せわしない時代に翻弄されている人々に伝えたい“ええかげん”の精神とは?
---
料理研究家・土井善晴さんにインタビューした回です。
家庭料理は「一汁一菜」で十分。ごはんに具沢山のみそ汁というシンプルなスタイルを提唱されてきたそうです。
その根底にあるのは“ええかげん”でいいという考えで、レシピにとらわれず、常識や周囲の評価にとらわれず、自分の感性を大切にしてほしいということを伝えようとされていました。
この“ええかげん”でいいという考えが、せわしない時代に翻弄され、自分を見失いかけた人々を引きつけているそうです。自分の「心地いい」に目を向けるべきことだと気づいて、料理の苦しみから解放された人。「失敗してもいい」と考えられるようになって、仕事の向き合い方が変わったという人もいました。
最後に、「“ええかげん”というのは、自分で考えろということ」「自分で考えるというのは、このぐらいでいいのかなと、自分で判断すること」
「自分で判断するところに 初めて自由がある」と話されて、土井さんの深い考えを感じる言葉でした。