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番組HPより)
時速100km以上の猛スピードで獲物を狩るチーター。地上最速の名ハンターである一方、走りに特化したスリムな体ゆえに力は弱く、ライオンやハイエナなどの大型肉食獣にはかなわない。天敵ひしめくアフリカのサバンナで、どうやって子どもを守り育てるのか。持ち前の高い狩りの成功率を生かしたチーターの子育て術に迫る!
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タンザニア・セレンゲティ国立公園で、チーターの子育て術に迫った回です。
子育ては母親がすべて担い、数頭の子どもを連れ歩きながら、狩りをして養っていました。
獲物を求めて1日に20キロ以上歩くこともあり、子どもたちはヘトヘトで大変そうでしたが、ライオンやハイエナなど天敵ひしめくサバンナでは、子どもを連れ歩いたほうが安全だということです。
また、毎日歩き回ることで足腰が鍛えられ、速く走れるようになっていくということです。
ある日、母子が、狩りで捕らえた獲物を食べようとしていたとき、ハイエナが現れて子どもを狙おうとし、母親に意外な行動が見られました。
母親は獲物をくわえてハイエナに近づき、獲物を渡したもので、ハイエナは子どもを狙うことを止めて、獲物を持ち去りました。
これは獲物を渡す代わりに子どもは見逃してもらう「取り引き」だそうで、狩りの成功率が高いチーターならではの驚きの行動でした。