NHKさわやか自然百景「知床半島 硫黄山」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
世界自然遺産登録20周年を迎えた知床。知床硫黄山の山肌には火山がつくり出した白い砂れき帯が広がり、そこでは希少な高山植物のシレトコスミレが可憐な白い花を咲かせる。岩だらけの噴気孔周辺では、ホオジロが子育ての真っ最中。日本各地で見られる鳥だが、ここでは不毛の場所にあえて巣を作り、外敵を避け、子どもを守る。独特の景観を持つ火山・知床硫黄山の特別な大地で命をつなぐ、希少な生きものたちを見つめる。

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知床半島の硫黄山に息づく生きものたちを見つめた回です。

硫黄山は、現在も活発な噴煙が立ち上がる火山で、生きものにとっては過酷な環境ですが、そんな場所に適応した鳥や植物が見られました。

岩だらけの噴気孔周辺では、ホオジロがわずかなハイマツの茂みで子育てをしていました。

ホオジロにとっては、キツネなどの外敵に襲われにくい絶好のすみかだそうで、厳しい環境を巧みに利用して子育てする姿がありました。

山頂の稜線周辺も、水が溜まらない砂れき帯が広がっていて厳しい環境でしたが、シレトコスミレやメンアカふすまなど、限られた場所にしか生息しない希少な花々が見られ、短い初夏に荒涼とした風景に花園が現れて可憐でした。
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