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番組HPより)
恐竜時代の海にいたアンモナイト。当時の海の主役はモササウルスなど巨大な海生ハ虫類でアンモナイトは脇役と思われがちだが、実は世界中で大繁栄していた“陰の主役”だ。日本はアンモナイト化石の世界的産地で、北海道、九州などから多様な形の化石が発見されている。しかし、いまだその生態は謎だらけ。そのそっくりさんで“生きた化石”のオウムガイの生態などをヒントに大繁栄の秘密、絶滅の謎に迫る
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恐竜時代の海にいたアンモナイトが大繁栄した秘密と絶滅した謎に迫った回です。
アンモナイトは、イカやタコと同じ頭足類の仲間だということです。
日本は世界的産地で、さまざまなアンモナイトの化石が全国で見つかっているということです。
一般的な渦巻き型だけでなく、殻がまっすぐのものなど「異常巻き」と呼ばれるユニークな形をしたアンモナイトの化石も見つかっていました。大きさも、数ミリから1メートルぐらいのものもいて、さまざまでした。
大繁栄のカギは「殻」にあり、天敵から殻で身を守ることで厳しい恐竜時代の海を生き抜き、旺盛な繁殖力もあって大繁栄したと考えられるそうです。
しかし、恐竜と同じく、隕石の衝突によって終わりを迎えたということです。隕石の衝突で大量の酸性雨が降り注ぎ、海洋表層のプランクトンが絶滅したことで、アンモナイトの赤ちゃんが食べるプランクトンが減少し、絶滅したと考えられるそうです。
かつて太古の海にいたアンモナイトの生態や暮らしの一端に触れ、いっそう神秘的なものに感じられました。