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番組HPより)
今やその姿をみかけることはほとんどなくなった“新聞スタンド”。雑誌や新聞を売る昔ながらのスタイルの店が、なぜか渋谷のど真ん中、スクランブル交差点の近くに1軒だけぽつんとたたずんでいる。どんな人が買いに来るのか?この時代に、わざわざ紙の媒体を手に取るのはなぜなのか?急ぎ足で過ぎゆく都会の人々の中で3日間。立ち止まって見つめてみた。
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渋谷の駅前にある新聞スタンドに買いに来る人々にお話をうかがった回です。
60年前からここで営業している新聞スタンドで、いろいろな新聞や雑誌、釣りや競馬など専門の新聞などを扱っていました。夕刊は、この界隈で売っているのはここだけだそうです。
お客さんの8割は常連さんで、競馬新聞を40年以上買いに来ている60代の男性や、英字新聞を毎日ここで買う80代の男性、3種類の夕刊を毎日ここで買って読み比べる女性など、ここで買うのがルーティンになっているという方が多くいました。
新聞が売れなくなってきていて、売り上げは年々落ちていて、このあたりで新聞スタンドは、もうここだけしか残っていないということです。
常連さんの一人が「子供の駄菓子屋のような存在」と話していましたが、こうした新聞スタンドのある風景が年々無くなっていくのは寂しく思われました。