NHKさわやか自然百景「北海道 天売島の海食崖」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
厳しい冬の季節風や波で削られた高さ100mを超える断崖。初夏、その周辺でウトウやウミガラスなどの海鳥は子育てを始める。普段は海で生活するが、この時期は他の生きものを寄せ付けない断崖近くで、安全に巣を作る。圧巻なのは、夕暮れ時に崖の上の巣穴へ一斉に帰巣するウトウ。口いっぱいに魚をくわえて着地すると、穴へ走り出す。その魚を奪おうと集まるのはウミネコ。崖の上では、海鳥たちの子育て合戦が繰り広げられる。

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北海道・天売島(てうりとう)で夏、子育てをする海鳥たちを見つめた回です。

小さな島は、短い夏の間、子育てする海鳥たちでにぎわうそうです。

日没になると、島の茂みに次々と着地するウトウたちが見られました。
その数は数十万で、世界最大のウトウの繁殖地だということです。

ウトウは地面に穴を掘って、その中でヒナを育てるそうで、日中に海で捕った魚をくわえて巣穴の中へ運んで子育てをしていました。

一方、海岸の「海食崖」と呼ばれる険しい断崖の中腹では、白黒の色をしたウミガラスが子育てをしていました。

ウミガラスは、国内ではこの島でしか繁殖が確認されていない希少な海鳥だそうです。かつて島では一時、13羽まで減ったそうですが、国がウミガラスを呼び戻す取り組みをし、今では100羽以上に回復したそうです。

多くの海鳥たちが集まり、命をつなぐ大切な島でした。
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