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番組HPより)
タイの民家に暮らす全長30cm超の巨大ヤモリ、トッケイヤモリ。家に忍び寄る怖いサソリやムカデなどを食べてくれる頼もしい“家の守り神”だ。意外にも詳しい生態は謎だったが今回、家主の皆さんの全面協力のもと、24時間の家庭内密着取材を敢行!知られざる“おうちライフ”の秘密に迫る!
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タイの農村の民家に暮らす巨大ヤモリ「トッケイヤモリ」の生態に迫った回です。
トッケイヤモリは30cmを超える大きさで、まるい目をした愛嬌のある風貌のヤモリでした。オスがメスにアピールするため「トッケイ」と鳴き続けるのが、名前の由来になっていました。
本来の生息場所は森の中ですが、家にはヘビなど天敵がいないうえ、家の外灯に虫が集まってきて食べ物に困らない環境のため、家に住み着くようになったと考えられるそうです。
巨大なヤモリが家の中を自在に歩き回ったりしていて、住人は気にならないかと思いましたが、家に入ってくるサソリやムカデなどを捕まえて食べてくれて、まさに「家守」の名のとおり家を守ってくれる存在で、多くの人は歓迎しているということでした。
このほか、卵を守る行動や、ふつうは単独生活のヤモリが家族と思われる集団で暮らしている様子など、研究者も見たことのない社会性を感じさせる行動も見られて、神秘的な生きものに感じられました。