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番組HPより)
さいたま市に盆栽の聖地と呼ばれる場所がある。盆栽園が6つ集まる一帯、通称「大宮盆栽村」。初心者向けの千円ほどのものから、値段のつけられない樹齢数百年の逸品まで、ひとつとして同じ盆栽はない。人々は思い思いにはさみを入れ、枝ぶりを整えていく。みんな盆栽と向き合いながら、何を見つめているのだろう。
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さいたま市の「大宮盆栽村」に集まる人々を見つめた回です。
盆栽の聖地として広く知られ、海外のお客さんも見られました。
関東大震災で100年前に職人がここに移住してきたのがはじまりだそうです。盆栽園は最盛期には30以上ありましたが、現在は6つが残るということです。
さまざまなお客さんが訪れ、盆栽を始めたきっかけや、その魅力を話してくれました。
盆栽をして30年以上、数百鉢もの盆栽を育てているという60歳の男性は、盆栽の手入れは「何も考えない。本当に贅沢な時間」だと話されていました。
元介護士の55歳の女性は、筋力が徐々に衰える病気で仕事を辞め、180度考えを変えて、やりたいことをやろうと、5年ほど前から盆栽を始めたそうです。ひたむきに生きる盆栽に自分を重ねるように愛情を注がれていたのが印象的でした。